カニの缶詰
カニは好きだけど、殻から身を取り出すのが面倒くさい。
こんな風に思われる方は意外に少なくなく、実はこの手間が要らない
カニの缶詰は、一般に考えられている以上に大人気です。
手軽にチャーハンや、サラダ、散らし寿司など、様々な料理に使える
のも良いですね。
カニの缶詰は、甲殻を取り除き、茹でられた後、残っている殻を割って
脚の肉を取り、脚肉を洗浄して整形し、缶に詰めていく…といった工程
で作られます。
また缶詰の中のカニは、耐油性のある硫酸紙で包まれており、缶に直接
触れないようになっています。
これは缶の材料の鉄にカニが触れると、カニ肉の表面に黒い点ができて、
見た目が悪くなってしまうためです。
缶詰は通常、空気が入らないように注意しながら缶に材料を詰め、100度
以上に加熱して殺菌されます。
そのため比較的、長期の保存が効くものが多いのですが、この加熱の時に、
カニの肉の中にある硫黄が染み出て缶の内側の鉄とくっつき、黒く変色
してしまうからなのです。
但しこの硫黄は、殆どの動物の肉に入っており、食べても問題は無いの
で、材料の色が濃い牛肉や魚などには、この硫酸紙は使われません。
ただ最近の缶は、熱を加えても表面から鉄が染み出てこない工夫がされ
ているため、この硫酸紙は不要な場合が多いのですが、イメージアップ
の一環として、未だにカニ缶には使われています。
またホタテやエビなど、肉の色が白い他の缶詰でも、使われていること
があります。